（読）リプレイ

本当に何となく手に取った一冊。めちゃくちゃ面白かった。記憶を保持した状態で何度も過去の自分に戻ってしまうという話。読みやすさとあざと過ぎる表現のいくつかに最初は不信感が強かったけど、気がついたら夢中になってた。一週間で読み終わっちゃったよ。読み終わった後の爽快感は初めてショーシャンク見たときくらいあったなぁ。タイムスリップという題材だからドリーミンな音楽が合うんじゃないかと思ってThe slidekicks の花のアルバムを聴きながら読んだんだけどこれがバッチシはまった。どっちかというと歌メロの切なさがフィットしたな。あと、この本読んでる中で祖母が亡くなった。読書が面白いのはもしかしたら余白が多いからなのかもしれないと思った。音楽や日常の体験、それと本の世界がリンクする体験はとても良い

【明大前】もみじ屋 ★★★★★

▪︎メニュー ミニラーメン野菜マシニンニク少なめ、卓上唐辛子少々

▪︎麺

太め固めのしっかりした自家製麺。ボソボソしていてこれは美味い

▪︎スープ

醤油がしっかり効いていて、二日酔いの時とか死ぬほど沁みそう。塩っぱい一歩手前だけど、このバランスがこのスープの好きなところ

▪︎チャーシュー

この日は当たりと外れが混じっていた。

美味かった。ありがとうと言いたくなるような美味さだった。初めて生卵をトッピングしてみたんだけど、これは良いね。みんな頼むわけだ。やっぱスープが塩っぱい味濃いの手前でのバランスをギリギリ保ってる感じだから、ずっとすすってるとちょっと疲れてるかも今。みたいに思っちゃったり。そこで卵の中にスープを2杯ぐらい入れて薄めのやつ作っとく。すると最後まで美味しくいけるんだな。いやー、ちょいちょい二郎でもあるけどこういうことか。あと、最後の方に卵投入するとトロミが出てそれそれでまた美味いんだなぁ。最近学生がいっぱい並んでて、ちょっと入りづらくなったけど、やっぱりこの店は良いね。店内の田舎のそば屋みたいな感じもまた良。

【国領】百笑食堂 いしかわや ★★★★★★

▪︎メニュー 石川ブラック

▪︎麺

とんこつ並みに細くて、わりと固い

▪︎スープ

切れ味鋭い醤油と胡椒がどっぷり。山椒的な痺れも

▪︎店

一人あたりの領域が広くて良い。あと椅子と座席の高さがちょうど良い。ちょい近ぐらい。

スープの鋭さと麺の絡みにとにかく脱帽。唐辛子ばっかりで胡椒は抜きがちなんだけど、ピリピリと心地良かったな。それが飽きずに最後まで美味しく食べられるスパイス、まさにスパイスだな。

いやーこれはすごかった。自分の中のハードルが低ければ、超えた分だけ美味く感じちゃうっていうのは実際あるけれども、やられたなー。

ここの塩と味噌、辛チゲは以前に食べていて、美味しいけれどもそんなにか？って正直思ってた。美味しいんだけれども、みんなすげー行くやんというか。前行ってから、そこから美味くなってるのか、純粋に醤油がヤバいのかはわからないけれども、とにかく今日はやられた。昼に二郎食べたからお腹もそんなに空いてないし、綺麗なラーメン食べるか。柴崎亭はこないだ食べたし、いしかわや行ってみるかぐらいの気持ちだった。富山ブラックよく知らないけれど、これで一気に食べたくなったなあ。あと、肉丼的なやつも酢飯が効いていて旨かった。

帰り道、街道沿いに暴走族がいてアガッた。

【柴崎】らーめんHaggy ★★★★★

メニュー 辛味噌らーめん

▪︎麺

美味い。中太麺でスープとの相性が最高

▪︎スープ 

これまためちゃくちゃ美味い。辛み、旨み、酸味のバランスがジャストだから、どこまでも飲める

▪︎具材

スープとの相性が良い

冬の限定メニュー。Haggyの中で一番好きなメニューだ。スープはとてもドロっとしているのだけれども、油や甘みのしつこさ、だるさが全然無い。旨みがしっかりあるけれども、その２つの重たさを感じずに食べ進めることが出来るから、ここのラーメンはとても好きなんだ。ビールとの相性も良い。スープの中にパプリカも入っているらしい。どんな効果があるのかはわからないけども、とにかく美味い。もうまた食べたいという気持ちが生まれている。

柴崎には来年新しいライブハウスが出来るらしい。

【武蔵境】東京味噌らーめん 鶉 ★★★

▪︎メニュー 辛味噌ラーメン

▪︎麺

平打ち麺というかきしめんのようでコシがあってツルッとしていて美味しい。

▪︎スープ

主張しないタイプの味噌。

▪︎具材

特に印象は無かった。

▪︎店の雰囲気

とても良い。落ち着く。

座席の角度はちょっと急で、もうちょい椅子低くてもいいかもしれないと思った。

美味しいけれども、何か心を掴まれることは無かった。麺がとても美味しいんだけれども、スープが追いついていない気がした。若干あっさりしているというか旨味がもう少し欲しい。かといって、これをニンニクでマシていくのは紅的なちょっとズルさみたいなのを感じてしまうから、これはこれで多分良いんだ。

食べる側の気持ちの持ちようなのかもしれない。だいぶハードル上げていったっていうのは実際すごいある。麺がヤバイからな。

お店の雰囲気もとてもよかったし、また行ってみたいと思う。近くや通勤路にあったらこれまた最高だな。

スープの主張し過ぎない感じは飽きずに食べられるっていうベクトルにおいて重要だと思うから、これは難しいなぁ。

武蔵境は綺麗で気持ちの良い街だった。

（読）救い出される

じいちゃんが死ぬ前に伝えたい事があると言っていて、病院に呼び出されたのが一ヶ月前くらい。人生最大の後悔は読書をしなかった事と言っていた。ちょうど同じ時期、ツイッターでPayback boysのマーシーさんや仙人掌、田我流が読書に関するインタビューをしていて、それがとても面白かった。そんなことから、普段全く本を手に取ることが無いけれど、何か読んでみようと思った。きっかけを作ってくれた田我流のインタビューで紹介されていたこの本から始めてみた。

40ぐらいのサラリーマンが退屈な日常生活から刺激を求めてカヌーで川下りするという話。この本を読む時はSpencer Radcliffe かthe hatch を聴きながらで、それがすごいマッチしていて良かった。今日はたまたまthe hatchのライブが下北沢であった。PA、照明も持ち込みで、ライブの熱量はしっかりと備えつつも丁寧に完成されたエンターテイメントでもあって、素晴らしかった。また、ちょうど読み終えたばかりのこの一冊と、the hatchの音楽、目の前のライブがリンクするところがたくさんあって、いつも見らライブとはまた違う形で、記憶にしっかり残った。