（読）リプレイ

本当に何となく手に取った一冊。めちゃくちゃ面白かった。記憶を保持した状態で何度も過去の自分に戻ってしまうという話。読みやすさとあざと過ぎる表現のいくつかに最初は不信感が強かったけど、気がついたら夢中になってた。一週間で読み終わっちゃったよ。読み終わった後の爽快感は初めてショーシャンク見たときくらいあったなぁ。タイムスリップという題材だからドリーミンな音楽が合うんじゃないかと思ってThe slidekicks の花のアルバムを聴きながら読んだんだけどこれがバッチシはまった。どっちかというと歌メロの切なさがフィットしたな。あと、この本読んでる中で祖母が亡くなった。読書が面白いのはもしかしたら余白が多いからなのかもしれないと思った。音楽や日常の体験、それと本の世界がリンクする体験はとても良い